益田の海にて

教えて下さい
この切ないまでに美しい海の深さを
瞳の奥に焼きついて離れないのです
まるで神様の泉のようで

答えて下さい
私の惜しげもなく流した何かの行方を
心の中で波打って
何時までも終わりがないのです
まるで天からの使者のように

浜辺の砂に
私の写した夢の数々を
白い波は待っていたかのように
サラサラと奪っては行く

お願いです
私にも少しだけ見せて下さい
あなたのフッと遠くを見つめた
その視線の果てを…