同い年

国立公園の森の中
きらめく光 鳥のさえずり
爽やかな風に 緑の香り
此処に立つとどうしても思い出す

一緒に来たことは無いけれど
何度も何度も誘われていた
あの人は木漏れ日の向うにきっと居るだろう

あれから半年が過ぎ
山は黄葉から力強い緑に変った
それなのに
私の目にはあの黄葉が今も重なる

誰かが後ろで囁いている
ホラ、前に進みなさい
ホラ、時は流れている

今日一つ歳を重ねて
私はあの人と一年間同い年


H.15.6.13