まどろむ中で


明け方の僅かな時間
まどろむ私の意識の中に
あなたの姿が確かに見えた

何かを伝えて消え去る背中に
慌てて伸ばした右腕の
重さに思わず目が覚めた

外は白々真夏の夜明け
胸の痛みがよみがえる
何を伝えに来たのだろう
何を探しに来たのだろう

明け方の沈む空気に時間も止まり
心静かに思い出す
遠い昔のあなたの姿
去り行くあなたの白いシャツ