大山

吸い込まれるようにして大山の麓に
ゆっくりとカーブを切れば
深い深い新緑の谷間に
可憐な花が次々と通り過ぎる

何も急ぐ事はない
あの花に語りかけてみよう
降り立ったその足元に
赤い野いちごの実が光る

思わず口に含めば子供の頃を思い出し
耳に届くのは風の音と鳥のさえずり
ああこの美しい世界を
このままあなたに届けたい